東京メトロの忘れ物について
東京メトロ(地下鉄)の忘れ物ってどんなものが多いと思うでしょうか。
まず多いのは傘ですね。これは本当に多いです。傘というのは雨が降っていないときには不要のものですから、東京メトロのような地下鉄だと、外の様子がわからないですから降っていること自体を忘れてしまう人も多いのかも知れませんね。
確かに、山の手線などの車内なら窓から外の天気を見て思い出すということも、東京メトロなら無理ですからね。特に、雨が止んだあとは忘れがちです。実際降っている最中ならば雨に濡れた服で入ってくる人がいるので思いだせることが多いですが、止んだあとですとそんなことないですからね。
ビニール傘などの安い傘はそのまま忘れたふりをして捨ててしまう人もいるらしいですが、東京メトロの忘れ物を管理する側としては迷惑なことこの上ないのではないでしょうか。
ちなみに、ビニール傘などの明らかに取りに来る人がいなそうな忘れ物を東京メトロの忘れ物管理側で捨ててしまっているそうです。確かに、あれだけの人が乗り降りする東京メトロですからいちいちとり置きをしていたら倉庫が破裂してしまいますよね。
あと多いのは財布や携帯電話などの小物類です。最近は何でも小型化が進んでいますが、小型化に伴って落としたり無くしたりする可能性も大きくなっています。小さいことは良いことばかりではないということでしょうかね。
ちなみに、JRなどの普通の列車も含めてですが、財布などの高額なものであっても東京メトロに忘れ物をとりにこない人が結構いるそうです。傍目には非常にもったいない話ですが、地下鉄などは特に乗り継ぎの激しい乗り物ですから、どこで落としたのか分からなかったというのが主な原因のようですね。
あとは、届いているはずがないと思う人も結構いるそうです。東京は冷たい街だとよく言われますが、なかなか人情に溢れた人もたくさんいることを東京メトロ忘れ物が教えてくれたような気がします。拾ったもの、特にお金などを届けるというのは、なかなかできることではありません。自分たちもそうありたいものですね。
東京メトロの忘れ物には他にもドラマチックなものがあります。指輪などの見るからに大切なものの他に、子供の描いてくれた絵や手紙、一見無価値にも思える思い出の品など拾ってくれた人だけでなく、ちゃんと保管してくれていた東京メトロ忘れ物係の方々に感謝したくなるものもあります。
あと、最近ではSDやUSBフラッシュなどの情報関連機器の落し物が多いそうです。よく、漏洩などが問題になっていますから、これも注意が必要ですよね。